Friday, February 22, 2013

失って気付く



昨年末の事なんですが、父がなくなりました....

以前にも少しだけblogで触れましたが、父と私はこれと言って一緒に遊んだ様な思い出が少なく、

実家にあるアルバムなんか見ても父と一緒に写ってる写真などないし、喧嘩ばかりしていたなぁと思います。

そんな中、父が危篤状態になってからの1週間はまるで、私達家族に父との思い出を思い返す時間を与えてくれたかの様な不思議な時間でした。


病院で父の手を握り、1週間寝泊まりしました。

小さい頃はこうやって手を握っていたのかな?なんて思いながらひとつひとつ父と過ごした時間を巻き戻して再生して行く...


そして...

やっと見えたんです。

アルバムの写真に写っていた楽しそうに遊ぶ自分をファインダー越しに嬉しそうに覗いてる父の姿が....

写真には写っていない父の姿がみえました。

父はそこにいたんです.....

今になって気付きました。

父の愛情がどんなに大きかったか.....

自分は中学からバスケに夢中でほとんど家にいませんでした...きっと父は寂しかっただろうな....

父の反対を押し切って進学せずに、関西へ行きました。

そして、挫折して一杯迷惑かけてそれでも言う事聞かずに喧嘩して....

父が私と一緒にいてくれなかったのではなく、私が父から離れていたんです。

子供ってそんなもんだよ。

って言ってしまえばそうかもしれないケド、私は気付くのが遅くて、父が生きてる内にもっとしてあげられる事があったはずなのに...もっと父との隙間を埋める事ができたはずなのに....

後悔ばかりが残りますが、私は決めたんです。


父の様な父親になろうと......